脚のトレーニング(ランジの方法と効果)

全て

ランジとは前後左右に足を一歩踏み出して膝を曲げ、元の位置に戻る、主に大腿四頭筋大臀筋ハムストリング内転筋群などの下半身の筋肉をターゲットとしたトレーニングです。

片方の脚に重心を乗せて負荷をかけるトレーニングとなり、サイドスクワットやスプリットスクワットに一歩踏み出す動きを加えたトレーニングと言えます。

足を一歩踏み込むことにより重心の動きが生じるため、踏み込む方向や上から踏み込む重心移動を吸収する(ストップ動作の)負荷がプラスされます

また、ぐらつかないようにバランスを取りながら動作を行うため、腸腰筋などのインナーマッスルや体幹の強化にも効果があり、股関節周辺の柔軟性アップも期待できます。

動きを止める・バランスをとる動作が加わるため、フットボールやテニスのような素早く体重を移動させ体幹を使いその動きを安定させるスポーツの補助トレーニングにも効果的です。

もちろん、スポーツの補助トレーニングとしてだけでなく、日常生活の質向上のためのトレーニングとしても有用です。

ランジにはいくつかのバリエーションがあり、前に踏み出すフロントランジ、後ろに踏み出すリバースランジ(バックランジ)、横に踏み出すラテラルランジ(サイドランジ)などがあります。

バリエーションの違いにより加わる刺激に特徴があります。

1.フロントランジ

片方の脚を前へ大きく一歩踏み出して、膝を曲げていきます。

体重(重心)は踏み出す脚(前足)にかけます。

フロントランジは重心の移動が大きく、前移動する重心を押さえるストップ動作と、元のポジションに戻るための蹴り戻しの動作もある為、足を出すときと戻すときのどちらも瞬間的な負荷が大きくなります。

大腿四頭筋に刺激が入りやすく、重心も前後に大きく動くためバランスをとるため腸腰筋や体幹への筋肉に刺激にも効果的です。

方法

  1. セットアップ
    • 足を肩幅に開いてまっすぐ立ち、つま先は前を向けます。
    • 手は胸の前・体の横・腰などに置き、反動として利用しないようにしましょう。
  2. しゃがみ込み
    • 大きく前に片足を踏み出し、足の裏全体で着地します。
    • 上体が前に倒れないように背筋をまっすぐ保ち重心を前足に乗せる感覚で腰を落とします。
    • 前足着地後、膝で衝撃を吸収しながら膝を曲げて体を下げていきます。
    • 前足の膝がつま先より前に出過ぎないようにしましょう。膝がつま先より前に出るということは膝に負担がかかりすぎているということになります。
    • 前に踏み出す脚の太ももが床と平行になるまで下ろします。
    • 後ろの膝は地面に触れない程度に下ろしてください。
  3. 戻る
    • 前の足裏で地面を押し上げて、床を蹴って前足を引き最初の状態に戻ります。
  4. 繰り返し
    • 右足と左足を交互にバランスよく行うようにしましょう。

負荷を増やす方法

重り代わりのリュックを背負って行う、両手にダンベルなどのウエイトを持って行うなどで負荷を増やすことができます。

フロントランジの応用 ウォーキングランジ(ランジウォーク)

陸上やサッカー、ラグビーなど走るスポーツでは、後ろに戻らず歩くように左右交互に足を動かして前に進んでいくウォーキングランジ(ランジウォーク)を取り入れているところもよく見かけます。

回数だけでなく距離で目標を設定することができるのも特徴です。

バックランジ(リバースランジ)

片方の脚を後ろへ大きく一歩引いて、スプリットスクワット(ランジ)を行います。

体重(負荷)は、踏み出す反対の残す方の脚(前足)にかけます。

重心は前足に残したままなので、フロントランジに比べ重心の移動は少なくなります。

フロントランジのほうが重心の動きをストップさせる、さらにけり戻す動作が大きい分、一瞬の負荷は大きくなりますが、バックランジでは重心が乗っている前足を動かさないため地面から離れずに負荷をかけている時間を長く、動作もゆっくり行うことができます。

ゆっくり行える分、負荷に抗い適切に片足でしゃがんで立つ繊細な体幹のコントロールが必要となるため、腸腰筋や体幹の筋肉への刺激にも効果的です。

また、前足に重心を前足に残したまま片足を後ろに引く動作のため股関節に負荷とストレッチが加わりやすく、お尻(大臀筋)ハムストリングに刺激が入りやすくヒップアップにも効果的です。

以上の理由からバックランジから始めて、慣れてからフロントランジを行うことを推奨する場合もあります。

方法

  1. セットアップ
    • 足を肩幅に開いてまっすぐ立ち、つま先は前を向けます。
    • 手は胸の前・体の横・腰などに置き、反動に利用しないようにできるだけ動かさないようにしましょう。
  2. しゃがみ込み
    • 重心は前足に残したまま後ろに片足を下げて、足のつま先で着地します。
    • 背筋が丸まらないようにまっすぐ上体を保ち重心を前足に乗せたまま腰を落とします。
    • 腰を落とすときは、前足の膝がつま先より前に出過ぎないようにしましょう。膝がつま先より前に出るということは膝に負担がかかりすぎているということになります。
    • 前の太ももが床と平行になるまで下ろします。
    • 後ろの膝は地面に触れない程度のところまで膝を曲げて下ろします。
  3. 戻る
    • 前に残っている方の足の力を使って後ろに下げた足を元の場所に引き戻します。
  4. 繰り返し
    • 右足と左足を交互にバランスよく行うようにしましょう。

負荷を増やす方法

重り代わりのリュックを背負って行う、両手にダンベルなどのウエイトを持って行うなどで負荷を増やすことができます。

サイドランジ(ラテラルランジ)

片方の脚を横へ大きく一歩踏み出してランジを行います。

体重(負荷)は踏み出す方の脚にかけます。

サイドランジも他のランジと同様に大腿四頭筋大殿筋ハムストリングなどを鍛えることができますが、内転筋に負荷とストレッチをかけることができるのが特徴です。

卓球やバトミントンのような横移動の多い競技のトレーニングとしても効果的です。

他にも内ももの引き締めや、歩行動作の改善、O脚を改善したい方にもおすすめです。

方法

  1. セットアップ
    • 足を肩幅に開いてまっすぐ立ちます。
    • 横への移動があるため手は胸の前で祈るように組んでおくと動きの邪魔にならず反動の利用も防げます。
  2. しゃがみ込み
    • 片方の脚を大きく横へ一歩動かして、動かした方の脚の膝と股関節を使い着地の力を吸収します。
    • 体重(重心)は踏み出す方の脚にかけます。
    • 残した方の脚は膝を曲げないようにします。
    • 踏み込んだ方の脚を膝の角度が90度になるように曲げて腰を落としていきます。
    • 腰を落とすときは、股関節から曲げるイメージでお尻を後ろへ引き下げるように、腰を落としていきます。股関節をうまく使用しましょう。
  3. 戻る
    • 踏み出した脚の膝を伸ばしていき、最後は踏み込んだ方の脚で床を蹴って足を戻し最初の状態に戻ります。
  4. 繰り返し
    • 右足と左足を交互にバランスよく行うようにしましょう。

負荷を増やす方法

重り代わりのリュックを背負って行う、胸の前で両手でダンベルなどのウエイトを持って行うなどで負荷を増やすことができます。

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