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ラットプルダウンの正しいやり方!背中に効かせるフォームと注意点【筋トレ初心者向け】

全て

懸垂ができなくても大丈夫!
広背筋をしっかり鍛える基本をわかりやすく解説!

背中を鍛えるための代表的なマシントレーニングの一つが「ラットプルダウン」です。
専用のマシンで行うため、基本的にはジムで行うトレーニングです。
広背筋を中心に、背中を鍛えることができる優れた種目である反面、自己流で行ってしまうと腕ばかり疲れてしまい、背中にうまく効かない、肩や首が痛くなるといった悩みを感じやすい種目でもあります。
今回は、筋トレ初心者の方向けに、ラットプルダウンの特徴や効果、基本フォーム背中に効かせるためのポイントや注意点を、分かりやすく解説していきます。
(ラットプルダウンの方法・コツだけ見たい方は、目次の🔴のところをクリックしてください)


ラットプルダウン(Lat Pulldown)とは、Lat(“Latissimus dorsi” の略で広背筋を指す)・Pull(引く)・Down(下へ)という語から成る名称で、専用マシンに座り、頭上にあるバーを胸元に向かって引き下ろす動作により背中の筋肉(主に広背筋)を鍛えるトレーニング種目です。

動作は自重トレーニングである「懸垂(チンニング)」とよく似ています。
しかし、ラットプルダウンには次のようなメリットがあります。

  • 負荷を自由に調整できる
  • 自分の体重を持ち上げる必要がない
    (懸垂より軽い負荷から始められる)
  • 懸垂に比べてフォームを安定させやすい

そのため、筋トレ初心者や筋力に自信がない方、女性でも安全に背中を鍛えやすい種目です。

「背中の筋肉の使い方がよく分からない」「懸垂が1回もできない」という方にとって、ラットプルダウンは背中トレーニングの第一歩として非常におすすめできる種目です。

ラットプルダウンで鍛えられる筋肉

主働筋【メインターゲット】

  • 広背筋

補助的に使われる筋肉【補助筋】

  • 僧帽筋(中部・下部)
  • 大円筋
  • 菱形筋
  • 三角筋後部
  • 上腕二頭筋
  • 上腕筋
  • 前腕筋群

上記のようにラットプルダウンのメインターゲットは広背筋です。

広背筋は体の背面にある非常に面積の広い筋肉です。
脇から腰にかけて広がっていて、鍛えることで背中の横幅が増し、逆三角形の背中を作ることができます。

広背筋の起始・停止・働き

広背筋をしっかり使うためには、まずその構造と役割を理解しておきましょう。

  • 広背筋の起始
    • 第7胸椎〜第5腰椎の棘突起(文献によりT6含む)
    • 仙骨部(胸腰筋膜を介して)
    • 第9〜12肋骨
    • 腸骨稜後部
    • (場合により肩甲骨下角)
  • 広背筋の停止
    • 上腕骨の小結節稜

このように、広背筋は背中の中〜下部から腕の付け根(上腕骨)に付着している大きな筋肉です。
広背筋をしっかり働かせるには、広背筋の起始と停止の距離をできるだけ大きく伸ばし(ストレッチさせ)、そしてしっかり縮める(収縮させる)ことが必要となります。

  • 広背筋の主な働き
    広背筋は主に肩関節の動きに関与します。
    • 肩関節の内転
      腕を体側に引きつける(横に開いた腕を下ろす)動作
    • 肩関節の伸展
      腕を後ろに引く(前にあげた腕を下ろし、さらに後ろに引く)動作
    • 肩関節の内旋
      腕を体の中心に向けて(内側に)捻る動作
    • 肩関節の水平伸展(補助的)
      腕を横に広げた位置から後ろへ引く動作で、背中上部の筋肉とともに補助的に働く

ラットプルダウンの特徴

ラットプルダウンには、以下のような特徴があります。

① トレーニングマシンで行う(基本的にはジムで行う種目)
② 広背筋を中心に背中全体と腕を使うコンパウンド種目
③ 低負荷から始められる
④ 負荷の調整が容易
⑤ 懸垂に比べてフォームが安定しやすい
⑥ フォームによって筋肉への刺激の入り方が変わる



各特徴の解説

トレーニングマシンで行う(基本的にはジムで行う種目)

ラットプルダウンは、専用マシンを使用して行う種目です。
そのため、基本的にはジムで行うトレーニングとなります。
一般的な自宅環境ではマシンを用意するのが難しいため、自宅トレーニング中心の方にはややハードルが高い種目といえます。
ただし、チューブや簡易的なラットマシンを用いれば、動作の近いトレーニングを行うことは可能です。
とはいえ、負荷調整の細かさや動作の安定性という点では、ジムのマシンを使用する方が安定して行いやすい傾向があります。

広背筋を中心に背中全体と腕を使うコンパウンド種目

ラットプルダウンは、背中(主に広背筋)を中心に上半身の引く力(プル動作)を強化する代表的な多関節種目(コンパウンド種目)の一つです。
多関節種目とは、複数の関節と筋肉を同時に使うトレーニングのことを指します。
ラットプルダウンでは、肩関節だけでなく肘関節も同時に動くため、背中の筋肉に加えて肩の後ろや上腕二頭筋などの腕の筋肉も関与します。
1種目で多くの筋肉を動員できるため、トレーニング効率が高いというメリットがあります。

③ 低負荷から始められる

ラットプルダウンは、ウエイトスタック式マシンを使用するため、軽い負荷から設定可能です。
懸垂が1回もできない人でも、近い動作で背中を鍛えることが可能です。
そのため、筋力に自信がない方や筋トレ初心者でも無理なく始められます。
動作自体は比較的シンプルですが、狙った筋肉を正しく使い、背中にしっかり効かせるとなると意外と難しく、トレーニング中級者以上でも悩むことが少なくありません。
これはラットプルダウンに限らず、背中のトレーニング全般に共通して言えることでもあります。
そのため、背中の筋肉を意識して使う練習として、あえて軽めの重量でラットプルダウンを行うのも非常に有効な方法となります。

④ 負荷の調整が容易

ラットプルダウンはウエイトスタック式マシンを使用します。
ピンを差し替えるだけで重量を変更できるため、成長に合わせた段階的な負荷設定や、体調に応じた微調整も簡単に行えます
この点も、ラットプルダウンが初心者に適している理由のひとつです。
また、重量を素早く変更できるため、ドロップセット(セット途中で重量を下げて継続する方法)なども実践しやすく、初心者から上級者まで幅広く活用できます。

懸垂に比べてフォームが安定しやすい

ラットプルダウンはマシンを使用して行う種目です。
下半身を固定した状態で動作を行うため、懸垂に比べてフォームが崩れにくいという特徴があります。
特に背中のトレーニングは、筋肉を自分で確認しづらく、初心者にとっては「正しく使う感覚」をつかむのが難しい部位です。
その点、ラットプルダウンは比較的動作をコントロールしやすく、初心者が背中を鍛えるための「正しい動作を身につける」「背中を使う感覚を習得する」段階として有用なトレーニングとなります。
また、中~上級者にとっても、フォームや動作を細かく意識することで、背中の筋肉により丁寧に効かせるための種目として活用できます。
このように、ラットプルダウンは初心者から上級者まで、レベルを問わず取り入れやすいトレーニング種目です。

フォームによって筋肉への刺激の入り方が変わる

ラットプルダウンは、握り方・グリップ幅・体の角度などによって、筋肉への刺激の入り方が変わる種目です

注意)
ただし、特定の部位だけを完全に分離して鍛えられるわけではなく、あくまで「刺激の入りやすさ」が変化すると理解するといいでしょう。

例えば、手の向きや手幅によって以下のような特徴があります。

手の向きによる違い

  • 順手(オーバーグリップ)
    肘が外側に開きやすい
    上背部(広背筋上部〜外側、大円筋、僧帽筋中〜下部)を意識しやすい傾向がある
    背中の“広がり”を強調したい場合に向く

  • 逆手(アンダーグリップ)
    肘を体側に沿って(脇を閉じて)引きやすい
    肩関節の伸展動作が強調され、広背筋を縦方向に収縮させる感覚を得やすく、広背筋下部を意識しやすい傾向がある
    上腕二頭筋の関与が増えやすい
    可動域を大きく取りやすい

  • パラレルグリップ(ニュートラルグリップ)
    肩への負担が比較的少ない
    肘を自然な軌道で引きやすい
    広背筋全体にバランスよく刺激を入れやすい傾向がある
    初心者がまず選ぶグリップとしても扱いやすい形式

手幅による違い

  • ミドルグリップ(肩幅よりやや広め)
    背中全体にバランスよく刺激を入れやすい
    可動域と力の出しやすさのバランスが良い
    最も汎用性が高い

  • ワイドグリップ
    上背部(広背筋上部〜外側、大円筋、僧帽筋中〜下部)を意識しやすい傾向がある
    相対的に腕の関与を抑えやすく、背中に負荷を集中させやすい反面、可動域がやや狭くなりやすい

  • ナローグリップ(肩幅程度〜やや狭め)
    肘を体側に沿って(脇を閉じて)引きやすい
    肩関節の伸展動作が強調され、広背筋を縦方向に収縮させる感覚を得やすく、広背筋下部や中央部を意識しやすい
    腕の関与が増えやすい
    可動域を広く取りやすい

このように、目的に応じてフォームを調整できる点もラットプルダウンの大きな特徴です。

ラットプルダウンは懸垂よりフォームが安定しやすいという特徴はあるものの、動作の自由度が高いため、目的の部位へ効果的に効かせることが難しいという側面があります。
適切なフォームで行われなかったり、フォームが崩れてしまうと、背中をうまく使えず腕の力で引いてしまい「背中に効かない」「腕ばかり疲れる」といった悩みが起こりやすくなります。
だからこそ、フォームの重要性を理解し、目的に応じて使い分けることが重要となります。

ラットプルダウンの効果

ラットプルダウンには以下のような効果があります。

広背筋の発達(背中の広がりを作る)
背中全体の筋力向上
腕の筋力・筋量も同時に向上する
懸垂の強化・代替
⑤ 姿勢改善への貢献


① 広背筋の発達(背中の広がりを作る)

ラットプルダウンは、特に広背筋を強く刺激できる種目です。
広背筋が発達すると背中の横幅が広がり、いわゆる「逆三角形」の体型を作るうえで重要な役割を果たします。

② 背中全体の筋力向上

広背筋に加え、僧帽筋(中部・下部)、大円筋、菱形筋なども同時に使われます。
そのため、背中全体にバランスよく刺激を入れることができます。
また、この種目では肩甲骨を下げる(下制)・寄せる(内転)動作が伴います。
これにより肩甲帯の安定性が高まり、懸垂やロウ系種目など、他のプル系トレーニングのパフォーマンス向上にもつながります。
背中で「引く」動作の基礎的な筋力や感覚が身につくため、ウエイトトレーニング全体のレベルアップを目指すうえでも重要な種目です。

腕の筋力・筋量も同時に向上する

ラットプルダウンでは、バーを引き下げる動作に肘関節の屈曲が含まれるため、腕の筋肉も同時に使われます
特に「ナローグリップ+逆手(アンダーグリップ)」では、前腕を回外させた状態で肘を曲げるため、上腕二頭筋に比較的強い刺激が入りやすいのが特徴です。
背中を鍛えながら腕も同時に強化できる点は、ラットプルダウンのメリットの一つといえます。

④ 懸垂の強化・代替

懸垂は自重を扱う種目であるため、初心者にとっては難易度が高いトレーニングです。
ラットプルダウンであれば負荷を細かく調整できるため、段階的に引く力を強化することができます。
そのため、懸垂の補助種目としても有効であり、懸垂ができない段階の代替トレーニングとしても活用できます。

⑤ 姿勢改善への貢献

広背筋や僧帽筋など背中の筋肉が強化されることで、肩甲骨を安定させやすくなります。
その結果、肩が前に入りやすい姿勢(巻き肩傾向)の改善に役立つ可能性があります。
ただし、姿勢改善には柔軟性・体幹筋群・日常姿勢なども関与するため、あくまで要因の一つにすぎません。
ラットプルダウンは、姿勢を支える背中の筋力を高める種目の一つといえます。


ラットプルダウンはこんな人におすすめ

以下に当てはまる人は、ラットプルダウンを積極的に取り入れる価値があります。

  • 背中を鍛えたい人
    ラットプルダウンは、広背筋を中心とした背中の筋肉や、補助的に上腕二頭筋を使うトレーニング種目です。
    広背筋が発達すると背中の横幅が広がり、相対的にウエストが細く見えるなどの体型変化が期待できます。

  • 姿勢改善を目的とする人
    背中の筋肉(広背筋・僧帽筋など)を強化することで、肩甲骨の安定性が向上し、姿勢保持をサポートします。
    猫背や肩が前に出やすい姿勢が気になる人にも適しています。
    姿勢不良が関与するタイプの腰部・肩まわりの不調に対して、負担軽減につながる可能性もあります。

  • 筋トレ初心者
    ラットプルダウンは、懸垂に比べて安定性が高く、低負荷から始められるのが特徴です。
    「安全にトレーニングを始めたい」「背中を使う感覚を身につけたい」という初心者におすすめです。

  • 懸垂(チンニング)が1回もできない人
    懸垂は自体重をそのまま負荷とするため、初心者にとっては難易度が高い種目です。
    ラットプルダウンであれば負荷を細かく調整でき、低負荷から始めることもできるため、段階的に引く力を強化できます。
    筋力的に不利になりやすい女性や高齢者にとっても取り組みやすく、将来的に懸垂を目指すためのステップアップ種目としても有効です。

  • 懸垂トレーニングのウォームアップとして
    軽めの重量で行うことで、広背筋や肩甲帯周囲の筋群を事前に活性化でき、懸垂前の準備運動として有効です。


ラットプルダウンの正しいやり方

ラットプルダウンは、グリップの向きや手幅、体幹の角度、フォームによって筋肉の使われ方が大きく変わるトレーニングです。
そのため、まずは基準となるフォームを習得することが重要です。
ここでは、初心者が最初に身につけるべき代表的なフォームを「基本形」として解説します。

基本的なラットプルダウンとは?

「基本的なラットプルダウン」といっても明確な統一定義があるわけではありません。
グリップ幅や肘の軌道によって刺激の入り方は変化します。
ただし、主働筋は広背筋であり、僧帽筋・大円筋などが協働する種目であることを踏まえると、まずは広背筋にバランスよく刺激を入れやすいフォームを習得することが重要です。

一般的によく使われるアタッチメントで行うことを考慮し、ここでは以下のスタイルを基本形とします。

順手(オーバーグリップ)
ミドルグリップ(肩幅よりやや広め:目安は肩幅の約1.3〜1.5倍)
体を軽く後傾させ、胸の上部付近に向かって引く(フロントラットプルダウン)


まずはこの「基本形」で正しいフォームと背中を使う感覚の習得を目指しましょう。
その後、ワイドグリップ・ナローグリップ・逆手・パラレル(ニュートラル)グリップなどのバリエーションへ段階的に発展させていくことをおすすめします。


🔴 ラットプルダウンの正しいやり方(基本フォーム)

ラットプルダウンのやり方(基本フォーム)

セットアップ

  1. 適切なアタッチメントをケーブルに取り付ける
  2. シートに深く座り、太ももをパッドでしっかり固定する

スタートポジション

  1. バーを順手・肩幅よりやや広め(目安は肩幅の約1.3〜1.5倍)の手幅で握る
  2. 上体を軽く後傾させ、胸を張り、上背部を軽く反らし、胸が斜め上を向く姿勢を作る
    ※腰を過度に反らせないように注意

動作

  1. 引き下げ動作(ポジティブ動作)
    肩を下げる(肩甲骨の下制)
    脇を軽く締めるように肘を少し内側に絞りながら、胸を上に向けてさらに肩を下げていく
    肘を腰~お尻に向かって引き下げるイメージで、バーを胸の上部付近に向けて引き下ろす
    フィニッシュポジションでは、背中の収縮を意識する(肩甲骨を下制+内転させる)
  1. 戻す動作(ネガティブ動作)
    ゆっくりと(2〜3秒かけて)コントロールしながらバーを元の位置まで戻していく

解説:(基本フォームを詳しく解説)

ラットプルダウンのやり方(基本フォーム)を詳しく解説していきます。
一つずつポイントを抑えていきましょう。


セットアップ

1. 適切なアタッチメントをケーブルに取り付ける

ラットプルダウンバーが数種類ある場合がありますので、目的に合ったアタッチメントを付けます。
初心者は、基本的なフォームを習得するため、肩幅よりやや広め、順手(オーバーグリップ)で握れるバーを選ぶことをお勧めします。
具体的には、ベントラットバー・ストレートバー・EZバーなどの使用がおすすめです。

なお、アタッチメントには以下のようなものがあります。

  • ベントラットバー(ベントバー)
    両端が軽く曲がっているバー
    手首や肩関節が自然な角度になりやすく、関節へのストレスを軽減しやすいのが特徴
    ・広背筋全体にバランスよく刺激を入れやすい
    ・ワイド〜ミドルグリップで扱いやすい
    ・初心者でもフォームを安定させやすい

  • ストレートバー
    真っ直ぐな形状の最もシンプルなバー
    ・順手では広背筋上部〜外側、大円筋、僧帽筋中部・下部などを意識しやすい
    ・逆手では上腕二頭筋の関与が増えやすい
    ・グリップ幅によって刺激部位を調整しやすい
    ※可動域はグリップ幅や体幹角度に左右されます。

  • EZバー
    波状に角度がついたバー
    ・手首が自然な角度になりやすく負担が少ない
    ・順手・逆手どちらも扱いやすい
    ・前腕や手首に不安がある人にも向いている

  • パラレルグリップ(ニュートラルグリップ)
    手のひらが向かい合う握り方
    ・肩関節への負担が比較的少ない
    ・肘を体側へ自然に引きやすい
    ・広背筋全体にバランスよく刺激が入りやすい
    ・初心者や肩の可動域に不安がある人にも扱いやすい

  • Vバー(ナローパラレル)
    パラレルグリップのナロータイプ
    ・肘を体側に沿わせやすく、広背筋下部や中央部を意識しやすい
    ・可動域を広く取りやすい
    ・引き切りやすく、収縮感を得やすい

  • ロープ
    左右に分かれたロープ状のアタッチメント
    ・手首の自由度が高く、肩への負担が少ない
    ・引き下ろしの終盤でロープを外側に開くことで肩関節伸展を強調できる
    ・広背筋下部〜中央部の収縮を感じやすい


2. シートに座り、太ももをパッドにしっかり固定する

まずはマシンのシートに深く座ります。
骨盤を立て、背もたれがある場合は軽く背中を預けて安定させましょう。
次に、身長に合わせてシートの高さを調整します。
スタートポジションで腕が自然に伸び切り、肩がすくまない位置が目安です。
太ももとパッドの間に隙間ができないように設定し、しっかり固定します
固定が甘いと、バーを引いたときに負荷に引き上げられて体が浮いてしまい、正しく負荷がかかりません。
パッドは少しきつめに感じる程度に設定すると安定やすくなります。


スタートポジション

3. バーを順手・肩幅よりやや広め(目安は肩幅の約1.3〜1.5倍)の手幅で握る

バーを順手(オーバーグリップ:手の甲が自分の方に向く握り方)で、肩幅よりやや広めに握ります
手幅が狭すぎると、肘関節の屈曲動作が強調されやすく、腕の関与が増えやすくなり、相対的に背中への刺激が弱まりやすくなります。
一方で、手幅を広くすると腕の関与が少なくなりやすく、肩関節の内転動作が強まり、広背筋上部〜外側や大円筋、僧帽筋中部・下部を意識しやすくなります。
ただし、広げすぎると可動域が狭くなり、十分に引き切れない場合があります。
適切な手幅は個人差がありますが、目安としては肩幅の約1.3〜1.5倍程度とするといいでしょう。
なお、バーは強く握り込みすぎず、指の付け根にバーを引っ掛けるように握ると前腕の過緊張を防ぎ、背中を使いやすくなります。

グリップ時の親指の使い方


親指の使い方には、大きく分けて以下の2種類があります。

サムアラウンドグリップ
 親指をバーに巻きつけて握る方法。
サムレスグリップ
 親指をバーにかけず、外した状態で握る方法

基本的にはどちらでも行えますが、初心者の方は順手・逆手ともに安定させやすい、サムアラウンドグリップから始めるのがおすすめです。
一方、順手(オーバーグリップ)で行う場合は、サムレスグリップのほうが前腕の過緊張を抑えやすく、肘主導の動作を意識しやすいと感じる人もいます
慣れてきたら試してみるのもよいでしょう。
ただし、サムレスグリップは高重量では滑りやすくなる可能性があるため、扱う重量や手の状態には注意しましょう。


4. スタートポジションを作る

  • 上体を軽く後傾させ、胸を張り、上背部を軽く反らし、胸が斜め上を向く姿勢を作る
  • 肩をすくめないように注意する


ラットプルダウンで主に働く背中の筋群は、肩関節の伸展・内転、そして肩甲骨の下制・内転といった動作で活動します。
上記の姿勢を作ることで、肘が体軸より前方に位置するようになり、背中側へ肘を引く動作を行いやすくなります。
特にラットプルダウンでは、肘を「体の上前方から腰へ向かって引く」軌道を作ることで、肩関節伸展の可動域が確保され、広背筋が動員されやすくなります

胸を上に向けるために上背部を軽く反らせますが、反らせすぎると腰椎に過度な伸展ストレスがかかるため注意が必要です。
あくまで「腰ではなく上背部を軽く反らせる」意識を持ちましょう

一方で、猫背の姿勢では肩関節の動きが制限され、負荷が腕へ逃げやすくなり、背中へ十分な刺激を与えにくくなります。

また、首まわりが緊張した状態や、力みすぎて肩がすくんだ状態では、僧帽筋上部や頸部に過剰な負担がかかりやすくなり、広背筋を十分に使えなくなってしまいます。
余分な力が入らないように、首まわりはリラックスさせて肩をすくめないようにしましょう
正しいスタートポジションを作ることで、可動域を十分に使えるようになり、背中に効かせやすくなります。
背中で引く感覚がつかめない場合は、まずは姿勢を見直してみましょう。


動作

5. 引き下げ動作(ポジティブ動作)

5-1. 肩を下げる(肩甲骨の下制)

ワイヤーの張力によって上方へ引き上げられている肩を、下方向へ引き下げます(肩甲骨の下制)。
この動作が、引き下げ動作の初動となります。
肩を耳から遠ざけるように肩甲骨を引き下げていきましょう。


5-2. 脇を軽く締めるように肘を少し内側に絞りながら、胸を上に向けて肘を引き始める

脇を軽く締めることで、肘を体側へ導きやすくなり、肩関節伸展方向へ力を発揮しやすくなります。
広背筋がバランスよく動員されやすくなります。


5-3. 肘を腰~お尻に向かって引き下げるイメージで、バーを胸の上部付近に向けて引き下ろす

意識としては「バーを引く」のではなく、肘を腰~お尻へ向かって動かすことを優先します。
その結果として、バーが胸の上部付近(鎖骨の少し下)へ近づく形になります。
広背筋を使ってバーを引き下ろす意識を強く持つようにしましょう。


動作中の具体的ポイントとしては

  • バー胸の上部付近に向けて引き下ろす
    胸の上部(鎖骨より少し下)へ向けてバーを引き下ろしていきましょう。
  • 肘を腰~お尻に向かって引き下げる
    意識としては、肘を腰~お尻に向かって引き下げていった結果、バーが胸に向かって近づくようにすると広背筋を使いやすくなります。
  • 肩甲骨を下げて寄せる(下制+内転)
    バーを引く際に肩が上がったままだと、広背筋がうまく使えません。
    肩甲骨を下制(下げる)+内転(寄せる)させる動作を意識して行うようにしましょう。
  • 脇は軽く締める(締めすぎない・開きすぎない)
    脇を軽く締めた状態で行うと、広背筋がバランスよく使われやすくなります。
    脇を過度に締めると肘屈曲が強調され、腕の関与が大きくなりやすくなります。
    逆に脇が開きすぎると、僧帽筋(中~下部)・大円筋といった背中上部と三角筋後部の関与が増えやすくなります。
  • 反動を使わない
    勢いで引くと、負荷が筋肉ではなく慣性に逃げてしまいます。
    背中を使う感覚が身につくまでは、コントロールされた動作を徹底しましょう。
    チーティングは、基本フォームが安定してから行うのが安全です。

フィニッシュポジション
  • バーを引き下げたら、フィニッシュポジションで一瞬止める(任意)
    可能であれば、バーを引き切った位置で1~2秒静止することで、背中への負荷がより高まります。
  • フィニッシュポジションでは、広背筋がしっかり収縮している感覚を意識する
    ただし、力み過ぎて肩がすくまないよう注意しましょう。


6. 戻す動作(ネガティブ動作)

バーをゆっくりと(2〜3秒かけて)元の位置まで戻す

ネガティブ局面では、広背筋はエキセントリック収縮を行いながら張力を発揮します
この局面は機械的張力が高まりやすく、筋肥大において非常に重要です。

  • ゆっくりコントロールしながら戻す
    ワイヤーの張力に任せて一気に戻さず、背中の筋力でブレーキをかけるようにゆっくり(目安は2〜3秒かけて)コントロールしながら戻していきます。
    一気に戻してしまうと、筋肉への負荷が大きく減少します。
  • 背中のストレッチを感じる
    肘を伸ばしていくにつれて、広背筋が伸ばされる感覚を意識します。
    広背筋を十分にストレッチさせるためには、腕を上げる動きに伴い、肩甲骨を自然に上方回旋・軽く挙上させます
    肩を下げたままだと、広背筋の起始と停止の距離が十分に伸びず、ストレッチが不十分になります。
    ただし、完全に脱力してぶら下がるような状態になると、スタートポジションで作った「背中を使いやすい姿勢」が崩れやすくなります。
    戻すときも、肩甲骨を自然に動かしながら、 胸を軽く張り斜め上に組めた状態、上体の軸(上体をわずかに後ろへ倒して、上背部を軽く反らせた状態)を維持するようにしましょう
    このように姿勢をコントロールすることで、広背筋にテンションを残したまま安全にストレッチをかけることができます。

ネガティブ動作では、

✔ ゆっくりコントロールする
✔ 広背筋を十分に伸ばす
✔ ただし姿勢は崩さない

このバランスが重要です。


呼吸の調整

ラットプルダウンでは、呼吸を止めず動作に合わせて自然に行うことが基本です。
原則として、

  • バーを引き下げる(力を発揮する局面):息を吐く
  • バーを戻す(ネガティブ局面):息を吸う

このリズムで行います。
動作に合わせて呼吸を行うことで、『余計な力みを防げる』『首や肩の緊張を減らせる』『フォームが安定しやすくなる』といったメリットがあります。
バーを引き始めると同時に軽く息を吐き始め、動作中にゆっくり吐き切るイメージで行うと自然です。

呼吸を止めない理由

強く息を止めていきむと、胸腔内圧・腹腔内圧が急激に高まり、一時的に血圧が急上昇しやすくなります。
特に初心者は無意識に呼吸を止めやすいため注意が必要です。

高重量を扱う場合は、一時的に息を止めて、腹圧を維持しながら動作するケースもあります。(バルサルバ法)
ただし、初心者や一般的なトレーニングでは、まずは自然な呼吸リズムを身につけることを優先しましょう。


初心者におすすめの負荷・回数・セットの目安

初心者の場合、まずは『軽めの負荷・やや多めの回数』でフォームの習得を目指しましょう。
あくまでも目安となりますが、ラットプルダウンは以下の設定から始めるのがおすすめです。


■ 重量

10〜15回できる負荷
※ただし、ギリギリまで追い込む必要はありません。
フォームが崩れない範囲で、あと1〜3回できる余力(RIR1〜3)を残す程度が適切です。
最初の段階では、負荷を追い求めるよりも、背中で引けているか・正しいフォームで行えているか・可動域を十分に使えているか、この確認を優先しましょう。

■ 回数

10〜15回
この回数帯は、フォームを安定させやすく、筋肥大にも十分有効なレンジです。

■ セット数

3〜4セット

■ セット間休憩

1〜2分

ラットプルダウンのコツ・注意点

ラットプルダウンでは、動作の質がトレーニング効果を大きく左右します。
以下のポイントを意識することで、安全性と背中への刺激を高めることができます。

フォームを重視する
バーを胸の上部付近に向けて引き下ろす
肘を腰からお尻に向かって引き下げる
背中で引く意識を持つ(広背筋の収縮とストレッチを意識する)
反動を使わない
下ろす動作(ネガティブ)をゆっくり丁寧に行う


① フォームを重視する

ラットプルダウンの主働筋は広背筋ですが、僧帽筋(中部〜下部)や大円筋・肩・腕なども関与するコンパウンド種目です。
適当に行ってしまうと広背筋以外に多くの負担がかかり、腕ばかり疲れて背中に効かない、肩や首が痛くなるなどといった不具合を起こしやすい種目でもあります。
正しいフォームを身につけることで、トレーニング効果が高まり、ケガの予防にもつながります
初心者は軽めの重量から始め正しいフォームを安定して行えるようになってから徐々に負荷を高めていきましょう。
また、背中の筋肉は日頃から意識的に使うことが少ないため、肩甲骨周りがうまく動かせない、硬くなってしまい可動域を大きく使えないなどの問題も起こりやすい場所です。
柔軟性や可動性に不安のある方は、日頃から意識的に肩甲骨を動かす訓練や広背筋のストレッチなどを日頃から取り入れ、広背筋を最大限に使える状態に整えておくことをおすすめします。

② バーを胸の上部付近に向けて引き下ろす

バーは鎖骨の少し下、胸の上部付近へ向けて引き下ろすと、背中の筋肉を使いやすくなります。(フロントラットプルダウン)
バーを首の後ろに引く方法(バックラットプルダウン)もありますが、肩関節が外転・外旋位で強く牽引されるため、肩関節への負担が大きくなります。
可動性が不足している人では肩関節のインピンジメントリスクが高くなるため、バックラットプルダウンは基本的にはおすすめしません


③ 肘を腰からお尻に向かって引き下げる

「バーを引き下げること」が目的にならないようにしましょう
バーを強く引こうと意識しすぎると、腕の力に頼った動作となりがちです。
意識すべきなのはバーではなく「肘の軌道」です。
広背筋は上腕骨に付着している筋肉であるため、肘を動かす意識を持つことで肩関節伸展が強調され、広背筋を使いやすくなります。
肘を腰からお尻へ向けて引き下げた結果として、バーが胸に近づくイメージで行いましょう。


④ 背中で引く意識を持つ(広背筋の収縮とストレッチを意識する)

ラットプルダウンのメインターゲットは広背筋です。
広背筋を使ってバーを引く意識を持ちましょう。
広背筋は、胸椎下部から腰椎・仙骨(胸腰筋膜を介して)や腸骨稜など広い範囲に起始し、停止は肩関節の近くにある上腕骨(小結節稜)に付着します。
広背筋をしっかり働かせるためには、この起始と停止の距離を大きく伸ばし(ストレッチ)、そしてしっかり縮める(収縮)ことが重要です。
戻す局面では広背筋の伸長を感じ、引く局面では収縮を感じるように意識しましょう。
使用する筋肉を意識することで、その筋肉の動員が高まりやすくなります。
特に初心者にとっては、筋肉の使い方を学習するうえで有効な方法です。
このように、狙った筋肉の収縮や伸長を意識しながら動作を行うことを「マインド・マッスル・コネクション(mind-muscle connection)」と呼びます。

  • フィニッシュポジションのポイント
    広背筋を中心とした背中の筋肉がしっかり収縮し、肘が体側まで下がっていれば、それ以上無理にバーを引き下げる必要はありません(必ずしもバーを胸につける必要はない)。
    さらに引こうとして肩が前に入ったり、上体を過度に倒したりすると、広背筋以外へ負荷が逃げやすくなります。
    フィニッシュでは、肩甲骨を下げて寄せて(下制+内転)、背中の収縮をしっかり感じながら、体幹を安定させた状態で動作をコントロールすることを重視しましょう。
    「肘の軌道」と「肩甲骨の動き」をコントロールすることが重要です。

  • ストレッチポジションのポイント
    • 肩甲骨を上方回旋・挙上させる
      バーを元の位置に戻す際、肩甲骨は腕を上げる動きに伴って自然に上方回旋・挙上が起こります。
      肩甲骨を下げたまま固定し続けると可動域が制限され、広背筋を十分にストレッチさせることができません。
      広背筋の伸長と収縮には、肩関節の動きと肩甲骨の運動の組み合わせが大きく関与します。
    • ストレッチポジションで姿勢を崩さない
      背中に効かせられない原因の一つに、ストレッチポジションで姿勢を維持できていないことがあります。
      体幹を脱力してぶら下がるような状態になると、「広背筋の緊張が抜けやすい」「肩関節が前に引っ張られフォームが崩れやすい」「反動を使いやすくなる」といったデメリットが生じやすくなり
      肘は伸ばしていく際は、肩甲骨は自然に上方回旋させつつ体幹は安定させて、スタートポジションで作った『上体を軽く後傾させ、胸を張って上背部を軽く反らし、胸が斜め上を向く姿勢』が崩れないようにしましょう
      ストレッチポジションで体幹を安定させることで、広背筋へ十分な伸張刺激を与えたまま、次の引き下げ動作へスムーズにつなげることができます。


⑤ 反動を使わない

体を倒しすぎたり、体を反らせすぎると、反動を使いやすくなってしまいます。
勢いをつけてバーを引いてしまうと、動作の加速によって筋肉が発揮すべき張力が分散しやすくなり、広背筋への負荷が十分にかかりにくくなります。
他にも、背中より腕が優位になりやすい・可動域が不安定になる・フォームが崩れやすくなるといった問題が起こります。
また、広背筋を使う感覚も得にくく初心者向けとはいえません。
まずは、反動は使わないように、ゆっくりコントロールして広背筋を使う感覚を習得しましょう。
チーティングは、フォームが安定し、背中で引ける感覚が身についてから取り入れる上級テクニックです。
初心者の段階では無理に行う必要はありません。


⑥ 下ろす動作(ネガティブ)をゆっくり丁寧に行う

ラットプルダウンは、バーを引き下げる局面だけでなく、戻す局面(ネガティブ動作)でも筋肉に強い刺激が入ります
ネガティブ局面ではエキセントリック収縮が起こり、機械的張力が高まりやすい特性があります。
スタートポジションで作った姿勢を崩さないように、背中の筋肉でブレーキをかけるイメージで、ゆっくり(目安2〜3秒)コントロールしながら戻しましょう。
ワイヤーの張力に任せて一気に戻してしまうと、広背筋への張力が十分に維持されず、筋肥大効果が得られにくくなります。


ラットプルダウンにおすすめのトレーニングアイテム

  • トレーニンググローブ

ラットプルダウンでは、負荷が直接手のひらや指にかかります。
トレーニンググローブを使用することで、バーが滑りにくくなり、素手で行う場合に比べて手の皮膚へのダメージ(マメ・擦れ)を軽減できます。
ただし、握力補助効果は限定的なため、背中より先に握力が限界になる場合は別の補助アイテムが適しています。

  • リストストラップ / パワーグリップ

ラットプルダウンを続けていくと、背中より先に握力が限界になることがあります。
握力も同時に鍛えられるというメリットはありますが、背中のトレーニングに集中したい場合はデメリットになることもあります。
リストストラップパワーグリップといった補助具を活用することで、握力を補助し背中の筋肉へより集中してトレーニングを行うことができます。

  • リストストラップ:バーに巻き付けて固定するタイプ。高重量向き。
  • パワーグリップ:装着が簡単でマシン種目や懸垂と相性が良い。

ラットプルダウンや懸垂では、着脱が容易なパワーグリップの方が扱いやすい傾向があります。

初心者はまず素手もしくはトレーニンググローブ使用でフォームを習得し、握力が明確なボトルネックになった段階で導入を検討するとよいでしょう。



正しいフォームで広背筋をしっかり鍛えましょう!

ラットプルダウンは、広背筋を中心に背中全体を鍛えられる非常に優れた種目です。
しかし、バーを引き下げることだけに意識が向いてしまうと、腕や反動に頼った動作になりやすく、十分な効果が得られません。

大切なのは、

  • 適切な姿勢づくり(上体を軽く後傾、胸を張り上背部を軽く反らす、胸を上に向ける)
  • 肘を腰からお尻へ向けて引き下げる
  • バーは胸の上部付近に向けて下ろす
  • 肩甲骨の動きをコントロールする
  • 反動を使わず、ネガティブ動作を丁寧に行う
  • 広背筋の収縮とストレッチを意識する

こうしたポイントを押さえることで、広背筋にしっかり刺激を入れることができます。
重量を追い求めるよりも、まずは正しいフォームの習得を優先しましょう。
フォームが安定し、背中で引く感覚がつかめてくると、トレーニング効果は大きく高まります。
慣れてきたら、徐々に負荷を上げ、バリエーションにも挑戦してみるといいでしょう。
焦らず、丁寧に、正しい動作を積み重ねることが、広く厚みのある背中への最短ルートです。
今日のトレーニングから、ぜひ意識して取り組んでみてください。

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