ジム初心者でも安心!
マシントレーニングから始めて、安全に筋トレを続けよう
ジムに入会したばかりの人の中には、「まずどこから鍛えればいいの?」「何のトレーニングを行えばいいの?」と悩んでしまう人もいるのではないでしょうか。
無理にフリーウェイトに挑戦したり、自己流でトレーニングを始めたりすると、正しいフォームが身につかず、思うような効果が得られないだけでなく、ケガにつながる可能性もあります。
今回は、ジムに入会したばかりの初心者に向けて、安全かつ効率的に筋トレを始めるための進め方や、おすすめのトレーニング方法を紹介します。
初心者には全身法がおすすめ
筋トレには、1回のトレーニングで全身をまとめて鍛える「全身法」と、胸・背中・脚など部位ごとに日を分けて鍛える「分割法」があります。
ジム初心者は、まず全身法から始めるのがおすすめです。
全身法とは?
全身法とは、1回のトレーニングで胸・背中・脚・肩など、全身の主要な筋肉をバランスよく鍛えるトレーニング方法です。
例えば、チェストプレスで胸、ラットプルダウンで背中、レッグプレスで脚、ショルダープレスで肩というように、各部位につき1〜2種目程度を行い、全身をまんべんなく鍛えていきます。
1回のトレーニングで全身を鍛えるため、週2〜3回のペースでも各部位を継続して刺激できるのが特徴です。

なぜ初心者には全身法がおすすめなのか?
ジム初心者は、胸の日・背中の日というように部位ごとに鍛える「分割法」ではなく、全身法から始めるのがおすすめです。
全身法は1回のトレーニングで全身の主要筋群を刺激するため、週2〜3回の頻度でも各部位を週に複数回トレーニングでき、十分な刺激量を確保できます。
また、トレーニングのたびに筋トレの基本動作を繰り返し練習できるので、正しいフォームを身につけやすく、効率よく筋力を伸ばしやすいというメリットがあります。
他にも、1回あたりの各部位のトレーニング量を抑えやすいため、疲労が偏りにくく、初心者でも無理なく継続しやすいのも特徴です。
部位ごとに鍛える分割法を取り入れる場合も、まずは全身法で基礎的な筋力や体力をつけ、トレーニングに慣れてから移行すると、無理なくステップアップすることができます。
ジム初心者におすすめの筋トレメニュー
まずはマシンで基本動作を身につけよう
ジムに入会したばかりの初心者は、まず基本的なトレーニングマシンから使ってみましょう。
マシンは動作軌道があらかじめ決められているため、フリーウエイトと比べてフォームが安定しやすく、ケガのリスクを抑えながら安全にトレーニングを行えます。
ただし、マシンはメーカーやジムによって形状や使い方が異なる場合があります。
使い方がわからない場合や、狙った筋肉を使えている感覚がわからない場合、正しく使えているか不安な場合は、遠慮せずジムのスタッフに質問しましょう。
最初は重い重量を扱うことよりも、正しいフォームで狙った筋肉を動かす感覚を身につけることが重要です。
代表的なトレーニングマシン
ジムにはさまざまな種類のトレーニングマシンがあります。
ここでは、初心者がまず覚えておきたい代表的なマシンを部位ごとに紹介します。
代表的なトレーニングマシン
基本マシン
下半身
◆レッグプレス
・レッグエクステンション
・レッグカール
・ヒップアブダクション
・ヒップアダクション
胸
◆チェストプレス
・チェストフライ(ペックデック)
背中
◆ラットプルダウン
◆シーテッドロー
肩
◆ショルダープレス
腕
・アームカール
・トライセプスエクステンション
腹筋
・アブドミナルクランチ
・ロータリートルソー(ツイストマシン)
応用マシン
全身
・ケーブルマシン
・スミスマシン
◆印が付いている種目は、複数の関節と筋肉を同時に使う「コンパウンド種目(多関節種目)」です。
コンパウンド種目は一度に多くの筋肉を使うため、全身の基礎的な筋力を効率よく鍛えられます。
そのため、初心者はまず◆印の付いた種目を中心に取り組むのがおすすめです。
まずはコンパウンド種目で基礎的な筋力と基本動作を身につけてから、レッグエクステンションやアームカールなどのアイソレーション種目(単関節種目)を取り入れることで、弱点の補強や特定の筋肉を重点的に鍛えられるようになります。
また、ケーブルマシンやスミスマシンは、種目のバリエーションが豊富で自由度も高いため、基本マシンよりもフォームや動作の習得難易度が高い傾向があります。
まずは基本的なトレーニングマシンで正しいフォームを身につけ、慣れてきたらケーブルマシンやスミスマシンへステップアップすると、安全かつ効率よくトレーニングを進められます。
下半身
下半身には、全身の中でも特に大きな筋肉が集まっています。
これらは立つ・歩く・走る・階段を上るなど、日常生活やスポーツに欠かせない動作を支える重要な筋肉です。
鍛えることで筋力アップはもちろん、お尻や太ももの引き締め、姿勢の安定、基礎代謝の向上など、さまざまな効果が期待できます。
◆ レッグプレス【初心者にもおすすめ】
太ももの前・裏、お尻など下半身全体を効率よく鍛えられるマシンです。
脚力向上・下半身強化に効果が期待できます。

鍛えられる部位
主働筋
・大腿四頭筋(太ももの前)
・大殿筋(お尻)
補助筋
・ハムストリングス(太ももの裏)
・内転筋群(太ももの内側)
・腓腹筋(ふくらはぎ)
・ヒラメ筋(ふくらはぎ)
やり方
シートに深く座り、足を肩幅程度に開いてフットプレートに置きます。
足裏全体でプレートを押すイメージで脚を伸ばし、膝を完全に伸ばし切る手前で止めます。
その後、ゆっくりと膝を曲げてスタート位置まで戻しましょう。
注意点
膝を勢いよく伸ばし切ると関節に負担がかかるため、完全にロックしないようにしましょう。
また、腰がシートから浮かないよう背中をしっかり密着させ、反動を使わずに動作を行います。
動作中は膝が内側に入らないよう、つま先と同じ方向へ動かすことを意識しましょう。
レッグエクステンション
太ももの前側(大腿四頭筋)を集中的に鍛えられるマシンです。
脚力アップや膝関節の安定性向上に効果が期待できます。

鍛えられる部位
主働筋
・大腿四頭筋
補助筋
レッグエクステンションは膝関節のみを動かす単関節種目のため、補助筋はほとんどありません。
やり方
シートに深く座り、膝の位置をマシンの回転軸に合わせます。
足首をパッドに当て、太ももをシートに固定したまま膝を伸ばしてパッドを持ち上げます。
ゆっくりと元の位置まで戻しましょう。
注意点
勢いをつけて膝を伸ばすと関節に負担がかかるため、反動を使わずコントロールしながら動作を行いましょう。
また、重量を過度に重くせず、大腿四頭筋の収縮を意識しながら、扱える範囲の重量で正しいフォームを維持することが重要です。
レッグカール
太ももの裏側(ハムストリングス)を集中的に鍛えられるマシンです。
脚力アップや膝関節の安定性向上に役立つほか、走る・跳ぶなどの動作や、下半身のバランス向上にも効果が期待できます。

鍛えられる部位
主働筋
・ハムストリングス(太ももの裏)
補助筋
・腓腹筋(ふくらはぎ)
姿勢を安定させるために体幹の筋肉もわずかに働きます。
やり方
シートやパッドの位置を調整し、膝の位置をマシンの回転軸に合わせます。
太ももをしっかり固定し、かかとをお尻へ近づけるように膝を曲げます。
その後、力を抜かずにゆっくりと元の位置まで戻しましょう。
注意点
勢いをつけず、ハムストリングスの収縮を意識しながら動作を行いましょう。
また、戻すときも力を抜かず、ゆっくりコントロールすることで筋肉への刺激を高められます。
ヒップアブダクション
脚を外側へ開く動作で、お尻の横にある中殿筋や小殿筋を中心に鍛えられるマシンです。
お尻の引き締めやヒップラインの改善に効果的なほか、股関節の安定性を高め、歩行や片脚立ちなどの動作を安定させる効果も期待できます。

鍛えられる部位
主働筋
・中殿筋
・小殿筋
補助筋
・大殿筋
・大腿筋膜張筋
※股関節の深層筋(インナーマッスル)も補助的に働きます。
やり方
シートに深く座り、両脚をパッドに当てます。
背中をシートにつけたまま、脚をゆっくり外側へ開きます。
お尻の横の筋肉が収縮するのを意識しながら、ゆっくり元の位置まで戻しましょう。
注意点
反動を使わず、お尻の筋肉を意識しながら動作を行いましょう。
また、戻すときも力を抜かず、ゆっくりコントロールすることで筋肉へ継続して刺激を与えられます。
無理に大きく開こうとせず、お尻の筋肉の収縮を感じられる範囲で動作を行うことが重要です。
ヒップアダクション
脚を内側へ閉じる動作で、太ももの内側にある内転筋群を中心に鍛えられるマシンです。
内ももの引き締めや股関節の安定性向上に役立つほか、歩行や姿勢の安定など、日常動作を支える筋力の向上にも効果が期待できます。

鍛えられる部位
主働筋
・内転筋群(太ももの内側)
補助筋
姿勢を安定させるために、お尻や体幹の筋肉も補助的に働きます。
やり方
シートに深く座り、両脚をパッドに当てます。
背中をシートにつけたまま、脚をゆっくり閉じてパッドを押し込みます。
太ももの内側の筋肉が収縮するのを意識しながら、ゆっくりと元の位置まで戻しましょう。
注意点
勢いをつけて脚を閉じず、内転筋群を意識して動作を行いましょう。
また、戻すときも力を抜かず、ゆっくりコントロールすることで筋肉へ継続して刺激を与えられます。
胸
胸の筋肉は、物を押す動作や腕を前へ動かす動作で使われる筋肉です。
鍛えることで厚みのある胸板づくりや押す力の向上につながり、たくましい上半身を目指せます。
◆ チェストプレス【初心者にもおすすめ】
胸の筋肉(大胸筋)を中心に鍛えられるマシンです。
押す動作に関わる肩や腕の筋肉も同時に鍛えられ、厚みのある胸板づくりや押す力の向上に役立ちます。
また、ベンチプレスの基本となる動きを安全に身につけられるため、初心者にもおすすめです。

鍛えられる部位
主働筋
・大胸筋(胸)
補助筋
・上腕三頭筋(二の腕)
・三角筋前部(肩の前)
※姿勢を安定させるために、肩甲骨周りや体幹の筋肉も補助的に働きます。
やり方
シートに深く座り、グリップが胸の高さにくるようにシートを調整します。
胸を張り、手首をまっすぐ保ったままグリップを前方へ押し出します。
肘を完全に伸ばし切る手前で止め、ゆっくりと元の位置まで戻しましょう。
注意点
肩がすくまないように胸を張った姿勢を保ち、反動を使わずに動作を行います。
胸の筋肉で押すことを意識しましょう。
また、肘を完全に伸ばし切る(ロックする)と関節に負担がかかる場合があるため、肘を完全に伸ばし切る手前で止めるようにしましょう。
チェストフライ
別名「ペックフライ」「ペックデック」「バタフライ」などと呼ばれることもあります。
胸の筋肉(大胸筋)を集中的に鍛えられるマシンです。
腕で押す動作ではなく、胸で腕を閉じる動作を行うため、大胸筋を意識しやすく、胸の厚みや形を整えたい方におすすめです。

鍛えられる部位
主働筋
・大胸筋(胸)
補助筋
・三角筋前部(肩の前)
※肩関節や肩甲骨を安定させる筋肉も補助的に働きます。
・やり方
シートの高さを調整し、肘を軽く曲げた状態でグリップまたはパッドを握ります。
肩が前に出ないよう胸を張り、大胸筋を収縮させるように腕を前で閉じます。
胸の筋肉を意識しながら、ゆっくりと元の位置まで戻しましょう。
・注意点
腕の力で動かさず、大胸筋で腕を閉じるイメージで動作を行いましょう。
また、戻すときに勢いよく開かず、大胸筋が伸びる感覚(ストレッチ)を意識しながら、ゆっくりコントロールして動作を行いましょう。
背中
背中は普段意識しにくい部位ですが、姿勢の改善や逆三角形の体づくりに欠かせない筋肉です。
背中全体をバランスよく鍛えるためには、「縦に引く動作」と「横に引く動作」の両方を取り入れることが大切です。
◆ ラットプルダウン【初心者にもおすすめ】
広背筋を中心に背中全体を鍛えられるマシンです。
背中の幅を広げて逆三角形の体づくりや、引く力の向上に役立ちます。
また、懸垂の基本となる動きを安全に身につけられるため、初心者にもおすすめです。

鍛えられる部位
主働筋
・広背筋(背中)
・大円筋(背中:脇の下)
補助筋
・僧帽筋(中・下部)
・菱形筋(背中:肩甲骨の内側)
・上腕二頭筋(力こぶ)
・三角筋後部(肩の後ろ)
※前腕や肩関節を支える筋肉も補助的に働きます。
やり方
太ももをパッドで固定し、バーを肩幅よりやや広めに握ります。
胸を張り、肩甲骨を寄せながら下げるように意識して、バーを胸の上部へ引き下ろします。
背中の筋肉の収縮を意識しながら、ゆっくりと元の位置まで戻しましょう。
注意点
腕の力だけで引くのではなく、背中で引くことを意識しましょう。
また、勢いをつけて体を大きく反らせたり、バーを首の後ろへ引いたりすると肩を痛める原因になるため避けましょう。
バーは胸の上部までを目安に引き、無理に下まで引きすぎないようにしましょう。
◆ シーテッドロー【初心者にもおすすめ】
背中の広背筋や僧帽筋を中心に鍛えられるマシンです。
後ろに引く動作によって背中の厚みをつくり、姿勢の改善や引く力の向上に役立ちます。

鍛えられる部位
主働筋
・広背筋(背中)
・僧帽筋(中部)
・菱形筋(背中:肩甲骨の内側)
補助筋
・大円筋
・後部三角筋(肩の後ろ)
・上腕二頭筋(力こぶ)
※前腕や体幹の筋肉も補助的に働きます。
やり方
シートに座り、胸を張って背筋を伸ばし、グリップを握ります。
胸当てがあるマシンは胸をパッドに軽く当てます。
肩甲骨を寄せるように意識しながらグリップをお腹の方向へ引き、ゆっくりと元の位置まで戻しましょう。
注意点
腕だけで引こうとせず、肩甲骨を寄せながら背中の筋肉を使うことを意識しましょう。
また、勢いをつけたり背中を大きく反らせたりせず、一定のスピードで動作を行います。
肩がすくまないように注意し、背中の筋肉の収縮を感じながら動作を行うことが重要です。
肩
肩の筋肉は、主に腕を上げたり押したりする動作で使われる筋肉です。
鍛えることで肩幅が広く見えるようになり、立体感のあるたくましい上半身づくりに役立ちます。
◆ ショルダープレス【初心者にもおすすめ】
肩の三角筋を中心に鍛えられるマシンです。
肩周りの筋力向上や立体感のある肩づくりに役立ちます。
また、ダンベルショルダープレスやバーベルショルダープレスの基本となる動きを安全に身につけられるため、初心者にもおすすめです。

鍛えられる部位
主働筋
・三角筋(前部・中部)
補助筋
・上腕三頭筋(二の腕)
・僧帽筋
・前鋸筋
※肩関節や体幹を支える筋肉も補助的に働きます。
やり方
シートの高さを調整し、グリップが肩の高さにくるように座ります。
背中をシートにつけて胸を張り、グリップを真上へ押し上げます。
肘を完全に伸ばし切る手前で止め、ゆっくりと元の位置まで戻しましょう。
注意点
反動を使わず、肩の筋肉で押し上げることを意識しましょう。
肩がすくまないよう注意し、肩に痛みを感じる場合は無理に動作を続けず、重量や可動域を調整してください。
腕
腕(上腕)の筋肉は、物を引いたり押したり、持ち上げたりする動作で活躍します。
鍛えることで力強くバランスの良い腕をつくり、日常生活やスポーツでの腕力向上にも役立ちます。
アームカール
主に上腕二頭筋(力こぶ)を集中的に鍛えられるマシンです。
腕を曲げる動作に関わる筋肉を強化し、たくましい腕づくりや腕力の向上に役立ちます。

鍛えられる部位
主働筋
・上腕二頭筋(力こぶ)
補助筋
・上腕筋
・腕橈骨筋
※前腕の筋肉も補助的に働きます。
やり方
シートに座り、肘をパッドにしっかり固定します。
グリップを握り、上腕を動かさないように肘を曲げながらグリップを持ち上げます。
上腕二頭筋の収縮を感じながら、ゆっくりと元の位置まで戻しましょう。
注意点
反動を使わず、肘の位置を動かさないようにすることがポイントです。
また、戻すときも力を抜かず、上腕二頭筋を意識しながらゆっくり動作を行いましょう。
肩を使って持ち上げないように注意し、正しいフォームを維持することが重要です。
トライセプスエクステンション
主に上腕三頭筋(二の腕)を集中的に鍛えられるマシンです。
腕を伸ばす動作に関わる筋肉を強化し、引き締まった二の腕づくりや押す力の向上に役立ちます。

鍛えられる部位
主働筋
・上腕三頭筋(二の腕)
補助筋
・肘筋
※肩関節や前腕の筋肉も補助的に働きます。
やり方
シートに座り、肘の位置をマシンの回転軸に合わせます。
肘を固定したまま、グリップを押して腕を伸ばします。
上腕三頭筋の収縮を意識しながら、ゆっくりと元の位置まで戻しましょう。
注意点
肩や上腕を大きく動かさず、肘を支点にして動作を行いましょう。
また、反動を使わず、上腕三頭筋の収縮を感じながらコントロールして動かすことが重要です。
肘を勢いよく伸ばし切らず、関節に負担をかけないように注意しましょう。
腹筋
腹筋は姿勢の維持や体幹の安定に重要な筋肉です。
鍛えることでトレーニング中のフォームが安定し、他の種目のパフォーマンス向上や腰への負担軽減にも役立ちます。
アブドミナルクランチ
お腹の腹直筋を中心に鍛えられるマシンです。
引き締まったお腹づくりや体幹の安定性向上に役立ちます。

鍛えられる部位
主働筋
・腹直筋(お腹)
補助筋
・外腹斜筋
・内腹斜筋
※腹横筋など体幹を支える筋肉も補助的に働きます。
やり方
シートに座り、パッドを胸または肩に当てます。
背中を丸めるように上体を前へ倒し、腹筋をしっかり収縮させます。
ゆっくりと元の姿勢へ戻し、動作を繰り返しましょう。
注意点
腕の力で押し込まず、お腹の筋肉を使って体を丸めることを意識しましょう。
また、反動を使わず、腹筋の力でゆっくり動作を行うことで、より効果的に鍛えられます。
ロータリートルソー(ツイストマシン)
別名「トーソローテーション」「トルソーツイスト」「アブドミナルツイスト」などと呼ばれることもあります。
脇腹の腹斜筋を中心に鍛えられるマシンです。
体幹の安定性や体をひねる力(回旋力)の向上に役立ち、腹斜筋を鍛えることで引き締まったウエストラインづくりにも効果が期待できます。

鍛えられる部位
主働筋
・外腹斜筋
・内腹斜筋
補助筋
・腹直筋
・腹横筋
※脊柱起立筋など体幹を支える筋肉も補助的に働きます。
やり方
シートに座り、胸と腰をパッドでしっかり固定します。
ハンドルを握り、骨盤は固定したまま上半身をゆっくり左右へひねります。
腹斜筋の収縮を意識しながら、反動を使わずコントロールして動作を行いましょう。
注意点
勢いよく体をひねると腰に負担がかかるため、可動域を無理に広げず、ゆっくりとした動作を心がけましょう。
また、腕の力ではなく、脇腹の筋肉を使って体をひねることを意識することが大切です。
全身
「ケーブルマシン」と「スミスマシン」は、胸・背中・肩・腕・脚など、さまざまな部位を鍛えられるトレーニングマシンです。
種目のバリエーションが豊富で、全身のトレーニングに幅広く活用できます。
一方で、これまでの基本的なマシンと比べると、自分で体をコントロールする場面が多くなるため、正しいフォームや身体の使い方がより重要となります。
そのため、ジム初心者は、まず「レッグプレス」「チェストプレス」「ラットプルダウン」「シーテッドロー」「ショルダープレス」などの基本的なマシンでフォームを身につけ、狙った筋肉を動かす感覚を覚えることから始めるのがおすすめです。
基本動作を習得した後にケーブルマシンやスミスマシンを取り入れることで、トレーニングの幅が広がり、ベンチプレスやスクワットなどのフリーウエイトにもスムーズにステップアップできます。
ケーブルマシン
ケーブルマシンは、1台で全身を鍛えられる非常に汎用性の高いマシンです。
プーリー(滑車)の高さやアタッチメントを変更することで、胸・背中・肩・腕・脚など、さまざまな部位を鍛えられます。
動作中も筋肉に負荷がかかり続けるため、ダンベルやバーベルとは異なる刺激を与えられるのが特徴です。

鍛えられる部位
胸・背中・肩・腕・お尻・脚・体幹など、アタッチメントや種目を変えることで全身を鍛えられます。
ケーブル種目
ケーブルマシンで行える代表的な種目には以下のようなものがあります。
胸(大胸筋)
・ケーブルフライ
・ケーブルクロスオーバー
・ケーブルチェストプレス
背中
・シーテッドケーブルロー
・ワンハンドケーブルロー
・ストレートアームプルダウン
肩(三角筋)
・ケーブルサイドレイズ
・ケーブルフロントレイズ
・ケーブルリアレイズ
・ケーブルフェイスプル
・ケーブルアップライトロー
腕
上腕二頭筋
・ケーブルカール
上腕三頭筋
・トライセプスプレスダウン
・オーバーヘッドトライセプスエクステンション
体幹
・ケーブルクランチ
・パロフプレス
お尻(臀部)
・ケーブルキックバック
このようにケーブルマシンは種目数が非常に多く、初心者から上級者まで幅広く活用できます。
まずは基本的な種目から始め、フォームを身につけたら徐々にバリエーションを増やしていきましょう。
使い方
鍛えたい部位に合わせてアタッチメントやプーリーの高さを調整し、目的に合った種目を行います。
重量は軽めに設定し、正しいフォームで動作を行いましょう。
ケーブルは一定の負荷がかかるため、反動を使わずゆっくりと動作を行い、狙った筋肉を意識しましょう。
注意点
ケーブルマシンは自由度が高いため、フォームが崩れると狙った筋肉に効きにくくなるだけでなく、ケガにつながる場合があります。
重量を重くしすぎず、正しいフォームを優先するようにしましょう。
使い方がわからない場合は、ジムのスタッフに確認してから使用することをおすすめします。
スミスマシン
スミスマシンは、ベンチプレスやスクワット、ショルダープレスなど、さまざまな種目を行えるトレーニングマシンです。
バーの軌道が固定されているため、フォームを習得しやすく、安全にトレーニングを行えるのが特徴です。
そのため、補助者がいなくても比較的安全に重量を扱いやすく、初心者だけでなく上級者にも広く活用されています。
また、基本的なトレーニングマシンでフォームを身につけた後、フリーウエイトへ移行するための橋渡しとしてもおすすめです。

鍛えられる部位
胸・背中・肩・脚・お尻など、行う種目によって全身を鍛えられます。
スミスマシンの特徴
メリット
・バーの軌道が固定されているためフォームを習得しやすい
・フリーウエイトの基本動作を練習しやすい
・セーフティフックにより安全性が高い
・高重量に挑戦しやすい
・補助者がいなくてもトレーニングしやすい
・狙った筋肉へ集中しやすい
デメリット
・軌道が固定されるため、自然な動きと異なる場合がある
・バランスを取るための安定筋(インナーマッスル)の関与が少なくなる
・種目によっては体格に合わない軌道になることがある
スミスマシン種目
スミスマシンで行える代表的な種目には以下のようなものがあります。
胸(大胸筋)
・ベンチプレス
・インクラインベンチプレス
背中
・ベントオーバーロウ
肩(三角筋)
・ショルダープレス
・アップライトロウ
・シュラッグ
腕
・クローズグリップベンチプレス
・ライイングトライセプスエクステンション(スカルクラッシャー)
脚・お尻
・スクワット
・ブルガリアンスクワット
・ヒップスラスト
ふくらはぎ
・カーフレイズ
使い方
まずは、セーフティストッパーの位置を適切に調整しましょう。
バーを握り、目的の種目に合わせた姿勢をとります。
バーを少し持ち上げてフックを外し、決められた軌道に沿ってゆっくり動作を行います。
種目に応じた正しいフォームを意識しながらトレーニングしましょう。
注意点
スミスマシンはバーの軌道が固定されているため、フリーウエイトより安定して動作を行えます。
しかし、軌道の自由度が低いため、正しいフォームで行わないと関節へ負担がかかる場合があります。
まずは軽い重量でフォームを習得し、安全装置の使い方も確認してから行いましょう。
また、バーの軌道に無理に体を合わせるのではなく、違和感や痛みを感じる場合はフォームを見直し、それでも改善しない場合は別の種目を選ぶようにしましょう。
ジム初心者が筋トレするときのポイント
1. ウォーミングアップを行う
2. 重量よりフォームを優先する
3. 呼吸を止めない
4. 休息日を設ける
5. トレーニングを継続する
6. 分からないことや困ったことがあればジムスタッフに相談する
7. 栄養(特にたんぱく質)をしっかり摂る
1. ウォーミングアップを行う
いきなり高重量でトレーニングを始めるのではなく、まずは動的ストレッチや軽い重量でのウォームアップセットを行い、体を温めて筋肉や関節を動きやすい状態にしてからメインセットへ入りましょう。
ウォーミングアップを行うことで、ケガの予防につながるだけでなく、可動域が広がり、トレーニング効果の向上も期待できます。
2. 重量よりフォームを優先する
初心者は重い重量を扱うことよりも、正しいフォームを身につけることが重要です。
まずは軽い重量から始め、狙った筋肉を使っていることを意識しながら動作を行いましょう。
正しいフォームが身についてから、少しずつ重量を増やしていくのがおすすめです。
3. 呼吸を止めない
場面によっては、呼吸を一時的に止めて腹圧を高める「バルサルバ法」を用いる場合もありますが、初心者は基本的にセット中も呼吸を止めないようにしましょう。
呼吸を止めると血圧が急激に上昇することがあるため、自然な呼吸を意識することが大切です。
一般的には、力を入れるときに息を吐き、戻すときに息を吸うのが基本です。
4. 休息日を設ける
トレーニングで負荷を受けた筋肉は、休息と十分な栄養をとることで回復し、少しずつ強くなっていきます。
そのため、同じ部位を毎日鍛える必要はなく、週2〜3回程度のトレーニングでも十分効果が期待できます。
十分な睡眠とバランスの良い食事を心がけ、同じ部位は1〜2日ほど休ませるようにしましょう。
5. トレーニングを継続する
筋トレは短期間で大きな成果が得られるものではありません。
しかし、週2〜3回でも継続することで、筋力や体つきは少しずつ変わっていきます。
最初から完璧を目指さず、自分のペースで無理なく続けることが重要です。
6. 分からないことや困ったことがあればジムスタッフに相談する
マシンの使い方やフォームに不安がある場合は、一人で悩まずジムスタッフに相談しましょう。
正しいフォームを早く身につけることで、ケガの予防やトレーニング効果の向上につながります。
7. 栄養(特にたんぱく質)をしっかり摂る
筋肉はトレーニングだけでなく、十分な栄養を摂ることで成長します。
肉・魚・卵・大豆製品などからたんぱく質をしっかり補給し、必要に応じてプロテインを活用するのもおすすめです。
まとめ
ジムに入会したばかりの初心者は、まず全身法で全身をバランスよく鍛えながら、基本的なトレーニングマシンで正しいフォームを身につけることから始めてみましょう。
レッグプレスやチェストプレス、ラットプルダウン、シーテッドロー、ショルダープレスなどのコンパウンド種目を中心に行うことで、全身の大きな筋肉を効率よく鍛えられます。
基本動作に慣れてきたら、ケーブルマシンやスミスマシンを取り入れ、さらにフリーウエイトへと段階的にステップアップしていくのがおすすめです。
焦って重い重量を扱う必要はありません。
まずは正しいフォームを意識し、休息や栄養をしっかり取りながら、自分のペースでトレーニングを継続することが上達への近道です。
無理なく楽しみながら筋トレを続け、理想の体づくりを目指していきましょう。

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